
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 56620 Content-Type: text/html ETag: "ad63f-111c-4206da40" Expires: Wed, 30 Sep 2009 20:21:19 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 30 Sep 2009 20:21:19 GMT Connection: close
![]() 9月30日付 よみうり寸評〈被害者は1人にとどまっている〉――確かに事実ではあるが〈1人にとどまる〉とはまこと無神経だ◆そう片づけられては、その1人である死者と遺族はたまらない。その1人にとどまっていることを重視して、1審の死刑判決が2審では無期懲役に覆された◆長崎市長射殺事件の福岡高裁判決のこと。極刑が破棄された時、傍聴席の遺族はぼう然、泣き崩れた。この公判では弁護側が「被害者は即死し、苦痛の時間はなかった」「市長は3期12年務め、志半ばで世を去ったわけではない」と主張するなど、遺族には耐え難い経過もあった◆判決はこれら弁護側主張を次々に否定したが「被害者は1人にとどまる」の主張だけは「十分考慮した」判断になった◆量刑理由は「行政対象暴力としても、選挙妨害としても最悪。罪は誠に重大で、死刑の1審判決も理解できる」としながらも「極刑は慎重の上にも慎重に」ということで回避した◆「最悪、重大」でも「1人なら……」と犯罪者に誤ったメッセージにならねばいいが。 (2009年9月30日13時49分 読売新聞)
![]() ![]() ![]() |
![]() |
今週のPICK UPPR
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |