HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 56685 Content-Type: text/html ETag: "10142a-1118-c0889680" Expires: Fri, 18 Sep 2009 00:21:15 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 18 Sep 2009 00:21:15 GMT Connection: close 9月17日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



現在位置は
です

本文です

9月17日付 よみうり寸評

 深夜に及んだ新閣僚の記者会見に、各省庁が用意するペーパーはなかった。事前のレクもなかった◆〈脱官僚依存〉――どの大臣の会見を聞いてもこの大原則が貫かれていた。それは政権交代による〈チェンジ〉を象徴するようでもあった。従来のペーパー頼りではなく、自分の言葉で抱負を述べたのは好感が持てた◆次に感じたのは〈マニフェスト最優先〉ということだ。それを掲げて総選挙に勝ったのだから当然といえば当然だが、口で言うのはやさしくても実行となると難問山積◆例えば一つあげれば「八ッ場ダム」。国交相はマニフェスト通り「中止」を明言したが、きょうからはきのうまでとは違うと知るべし◆「身震いするような感激と大変な重い責任」「政治主導や国民主権の世の中をつくるのは未知との遭遇」「国民の皆さんも辛抱強く新しい政権を育ててほしい」と鳩山新首相◆新内閣は民主党オールスターによる全員野球だという。期待と不安の中、辛抱を求められた国民にもその航路は未知との遭遇だ。

2009年9月17日13時50分  読売新聞)
現在位置は
です