
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 57519 Content-Type: text/html ETag: "add47-15ae-2f52d00" Expires: Sat, 05 Sep 2009 22:21:05 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 05 Sep 2009 22:21:05 GMT Connection: close
![]() 公明党敗北 出直しに与党経験を生かせ(9月6日付・読売社説)総選挙の結果は、党首と幹事長のトップ2人が共に落選するという、結党以来かつてない惨敗である。敗因を冷静に分析し、再出発の糧としなければならない。 公明党は、8人の小選挙区候補が全員落選し、比例選のみで獲得した21議席は、衆院に初めて進出した1967年衆院選の25議席を下回った。最大の危機に直面していると言っても誇張ではない。 新代表には山口那津男政調会長が就任する見通しで、新執行部の最初の仕事は、来年夏の参院選に向けた体制立て直しだ。 創価学会という強固な支持基盤を持つ公明党が大敗したのは、自民党への強い逆風のあおりをまともに受けたためであることは間違いない。 比例選の得票が約805万票にとどまり、過去2回と比べて70万〜90万票も減った。連立相手の自民党支持層からの得票が伸び悩んだことも、敗因の一つだろう。 それ以上に、10年にわたる自民党との連立政権下で、公明党がその持ち味を発揮できずに埋没した揚げ句、不祥事続きの自民党と同列視されたことが影響した面も否めない。 政策対応にも、問題はなかったか。例えば、米同時テロ後のアフガン戦争やイラク戦争といった節目で、創価学会員に根強い「非軍事・平和」志向に押されるまま、自衛隊の活用に常に消極的な姿勢を取った。 麻生政権が2兆円もの巨費を投じた定額給付金は、公明党が主導したものだ。景気刺激効果は限定的と言われ、バラマキ的政策と批判を浴びた。 福田政権の末期には、党幹部から「福田降ろし」を促すかのような発言もあった。選挙支援を通じて自民党への影響力を強めたことで、 反面、自公政権下の経験は、批判勢力としての万年野党的立場から、政権与党としての政治責任の自覚、現実的政策の立案や遂行、国際的視野での外交・安全保障政策への対応などの面で、貴重な財産になったのではないか。 功罪両面を持った連立与党経験を検証した上で、党再建につなげてもらいたい。 民主党には、是々非々の姿勢で臨む方針のようだが、政策抜きで政権にすり寄る愚は避けなければなるまい。 大衆迎合に陥らず、痛みを伴う政策への理解を国民に求める勇気と説得力が必要だ。 (2009年9月6日01時21分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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