
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 57576 Content-Type: text/html ETag: "15de20-159f-d2c21800" Expires: Sat, 05 Sep 2009 00:21:04 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 05 Sep 2009 00:21:04 GMT Connection: close
![]() 小沢民主幹事長 試される鳩山代表の統率力(9月5日付・読売社説)鳩山新政権の要である民主党幹事長に、小沢代表代行が就任することになった。 鳩山代表は、「小沢代行のお陰で300を超える議席を得た」として、衆院選を指揮した小沢氏の功労に応えたものと強調した。 無論、それだけではない。 来年夏の参院選対策を引き続き小沢氏に委ね、参院でも単独過半数を制し、本格政権を樹立させる狙いだろう。 民主党は、衆参両院で420近い議席を持つ大所帯になった。巨大政党を束ねるには、自民党でも幹事長を務めた小沢氏の力量と経験に頼らざるを得ない、との判断もあったとみられる。 だが、小沢氏の起用には、懸念も指摘されている。 「小沢チルドレン」とも言われる新人の大量当選で、グループ勢力を膨張させた小沢氏が、党運営で過大な影響力を行使するようになるのでは、というわけだ。 民主党は、自民党政権での「党高政低」的な政策決定を「政高党低」に変えたいようだ。小沢氏が党の立場で政府の外側から力を行使しては、この目標の達成が困難になりかねない。 鳩山代表によれば、3日の鳩山―小沢会談で小沢氏は、「政策はすべて政府が決定することになるので、私は基本的にはかかわらない」と述べたという。 この“政策不介入”発言を受けて、鳩山代表は、記者団に「権力の二重構造にはならない」と説明している。果たしてそうか。 鳩山代表は、政府による一元的な政策決定を図るため、各府省に大臣、副大臣、政務官、大臣補佐官など国会議員約100人を配置するとしている。 しかし、そこで政策を立案しても、それを法案化し衆参両院で成立させなければ実施できない。法案成立には、党運営の一環として国会対策に責任を持つ幹事長以下、党の協力が不可欠だ。 鳩山代表は形はどうであれ、自らの責任と指導力で小沢氏の“独走”を防ぐことが肝要である。 それにしても、政権移行の準備が遅れている。政治は一時の休止も許されない。主要閣僚の陣容は早く整えるべきだろう。 小沢氏は普段、丁寧な説明を欠いたり、会議に出なかったり、その態度や姿勢が批判されてきた。最大政党の幹事長なら、これは改めなければなるまい。 公設秘書が起訴された西松建設違法献金事件では、従来以上に説明責任が求められる。 (2009年9月5日01時16分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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