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8月24日付 よみうり寸評

 陸上の世界選手権で女子マラソンの日本勢が初めてメダルを獲得したのは1991年の東京大会◆山下佐知子選手の銀メダルだった。それから18年、ベルリン大会最終日のきのう、尾崎好美選手が同じマラソンで同じ銀メダルを手にした。2人は第一生命陸上部で監督と選手の間柄だ◆山下がメダル第1号なら、尾崎のメダルは世界陸上・女子マラソンで日本勢が得た10個目(金2、銀5、銅3)のメダルになる。山下の2年後、シュツットガルト大会で早くも浅利純子が金を手にしたのも思い出す◆日本女子マラソンの歳月を思わせる師弟の銀メダルだ。今大会、尾崎に続く日本勢は加納由理が7位入賞、藤永佳子14位、赤羽有紀子31位で団体でも銀メダル。さらに層を厚くしたい◆〈青は(あい)よりいでて藍より青し〉――〈出藍(しゅつらん)の誉れ〉は弟子が師を超えること。今回の尾崎にそれは成らなかったが、師に並んだ。〈出藍〉が手の届くところまで来た自信もできただろう◆師を超える色のメダルは先の楽しみ、次の目標だ。

2009年8月24日14時32分  読売新聞)
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