HTTP/1.1 200 OK Date: Thu, 20 Aug 2009 01:21:07 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)食料自給率41% 農業をいかに立て直すか - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

食料自給率41% 農業をいかに立て直すか

 農林水産省が発表した2008年度の食料自給率(カロリー基準)は41%で、2年連続の上昇となった。07、08年度とも1ポイントの改善だが、いずれも農産物の国際価格上昇による輸入減少の影響が大きく、本格的な自給率向上にはほど遠い。

 08年度の上昇の中身をみると寄与度2番目の畜産物の場合、価格の上昇によりチーズの輸入が減ったことが大きかった。寄与度トップの砂糖類はサトウキビ産地の沖縄県などで台風被害がたまたま例年より少なく、自給率が高まった。主役であるコメ消費は、不況ですしが減りハンバーガーが増えたことなどでむしろ縮小した。

 数字的にもわずかな上昇で、依然自給率は主要先進国中最低の水準にある。数値が浮き彫りにしているのは日本農業の足腰の弱さであり、問題はいかに農業を立て直すかだ。

 農業に関し、自民党は総選挙に向けたマニフェストで、自給率を50%に引き上げるとした。だが、具体策についてはあいまいなままだ。一方の民主党は農家への戸別所得補償制度を看板政策として掲げる。米国や欧州の農業政策と同じ方向性だが、一律的な補償ではばらまき批判を免れまい。

 農業就業人口は05年に1960年の4分の1に減り、65歳以上が6割を占める。農業の現状に照らす時、各党の主張は表面的、対症療法的な印象がぬぐえない。農産物自由化も難題で、民主党は農業団体などの反発から日米自由貿易協定(FTA)に関する公約を修正した。

 抜本的な農業強化策を探らなければならない。もとより困難な課題ではあるが、企業の農業参入など新たな試みが始まり、農地の流動化も議論されつつある。二大政党を軸に真(しん)摯(し)な取り組みが求められる。



(2009年8月16日)
注目情報

47club

「風神雷神図」の公開始まる

写真
 日本美術の至宝、国宝「風神雷神図」の公開が17日、岡山市北区天神町、県立美術館で開催中の「特別展建仁寺―高台寺・圓徳院・備中足守藩主木下家の名宝とともに」(建仁寺、山陽新聞社など主催)で始まった。知… 【続きを読む】

最新ニュース一覧
1〜6月のサイバー犯罪急増
不正アクセス、12倍
(10:18)
自分だけの映画館をいかが
愛媛、低料金で貸し切り
(10:13)
警報解除・注意報=大分発表
(10:10)
北朝鮮「米国との対話用意ある」
ニューメキシコ州知事が声明
(10:08)
窃盗?電線切断され電車ストップ
福岡、銅目的か
(10:02)
酸素発生は微生物融合から
NASA研究チーム発表
(9:58)
8月米新車販売、増加観測強まる
政府支援で、22カ月ぶり
(9:57)
米で殺人事件死刑囚の再審命令
最高裁が異例の判断
(9:53)
ノルウェー大使が事務総長を批判
「傍観者」などと自国に書簡
(9:42)
米大陸各地で在外投票始まる photo
「日本大きく変えないと」
(9:30)
マラソン渋井、右足故障で欠場へ
陸上世界選手権
(9:11)
和歌山、正面衝突で6人重軽傷
見通しの良い直線道路
(9:10)
鉄砲水、作業員4人の遺体発見 photo
那覇、現場の下流で
(9:05)
ドイツ環境車番付でプリウス首位
トップ10に日本車7車種
(9:02)
「東独住民に翼」と独首相が謝意 photo
ハンガリーで集団脱出20年式典
(9:00)
松坂、9月9日復帰へ
マイナー3試合で登板後
(9:00)
北海道、電柱に衝突し4人死傷
大学生か、国道で追い越し中
(8:45)
21日から北朝鮮特使弔問団訪韓
団長は金己男書記
(8:34)
イラク首相、治安対策見直し指示 photo
大規模テロで
(8:26)
アフガン、厳戒の中で投票開始へ
初の決選投票の可能性も
(8:16)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.