
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 57618 Content-Type: text/html ETag: "104ef3-15a7-cfc4e940" Expires: Sat, 15 Aug 2009 21:21:10 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 15 Aug 2009 21:21:10 GMT Connection: close
![]() 野球の五輪落選 魅力をどう世界に広めるか(8月16日付・読売社説)2016年の東京五輪招致が実現しても、野球とソフトボールのメダル争いは見ることができなくなった。 16年夏季五輪で実施する競技について、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会は、ゴルフと7人制ラグビーを追加候補に決めた。10月の総会で最終決定する。 12年のロンドン五輪で実施競技から外れる野球とソフトボールは、選から漏れ、五輪復帰はならなかった。日本にとっては、どちらも金メダルを狙える競技だけに、残念な結果である。 野球は、盛んな地域が限られている。落選した最大の要因は、そこにあるだろう。日本や米国では人気競技だが、欧州ではサッカーなどの陰に隠れたマイナーなスポーツであることは否めない。 米大リーグのトップクラスの選手が、五輪に出場するかどうか、はっきりしないままだったことも響いた。ゴルフでは、第一人者であるタイガー・ウッズ選手が、五輪競技入りをアピールしたのとは対照的だったといえる。 スター選手が出場することで、注目度が高まれば、テレビの放映権料が高騰し、IOCの財政は潤う。ゴルフが選ばれ、野球が落選した背景には、こうした側面があったことは否定できまい。 大リーグでの相次ぐ薬物疑惑も、ドーピング対策に力を入れるIOCから見れば、大きなマイナスポイントであったといえる。 今後、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の重要性が増すのは間違いない。世界一を決める大会として、さらに充実させ、野球の魅力を広く発信していく必要がある。 3月の第2回大会で、欧州チームのレベルアップが目立ったのは、野球の国際化を進めるうえで、心強いことだ。日本や米国が先導役となって、世界的に普及を図っていく。それが、将来の五輪復帰につながるはずだ。 五輪を最大の目標としてきたソフトボールの選手にとっても、今回の落選は大きなショックであろう。昨年の北京五輪で金メダルを獲得した実力を、どう維持していくかが課題である。 ゴルフが五輪競技に加われば、石川遼選手や宮里藍選手が金メダルを目指し、奮闘する姿が見られるかもしれない。 東京五輪でそれが実現すれば、大会は大いに盛り上がるだろう。16年夏季五輪の開催地が決まる10月2日に向けて、招致の機運を一層盛り上げていきたい。 (2009年8月16日01時39分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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