
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 57503 Content-Type: text/html ETag: "feee5-15ac-bb448a80" Expires: Sun, 09 Aug 2009 20:21:05 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sun, 09 Aug 2009 20:21:05 GMT Connection: close
![]() 「アニメの殿堂」 文化政策のあり方を問え(8月10日付・読売社説)「アニメの殿堂」とも呼ばれる国立メディア芸術総合センターの建設計画について、民主党が予算の無駄遣いだと強く反発している。 117億円のセンター建設費を盛り込んだ補正予算が先の通常国会で成立したが、民主党は政権に就いた場合、センター建設を凍結する方針だ。 一文化施設の建設の是非をめぐる対立ではあるが、文化政策のあり方が問われているということでもあろう。 この機会に、各党で大いに論じ合ってほしい。 メディア芸術総合センターは、マンガやアニメ、ゲームなどを内外に発信していく拠点として計画されている。作品の展示、収集保存、調査研究、クリエイターの育成などの事業に取り組む予定だ。 東京・お台場に新施設を建設することも一時検討されたが、現在立地については白紙の状態だ。 民主党は「国営マンガ喫茶」と 国際的評価も高いこの分野の作品の製作や発信を、国が積極的に支援することは大切なことだ。とりわけ、散逸する作品の収集は大きな課題となっている。 要は、税金の無駄遣いにならないよう、目的にきちんと見合った施設を造ることだ。 京都精華大学などが設立した京都国際マンガミュージアムなど、各地の施設との連携も必要だ。 新しい施設の建設にはこだわらず、既存の建造物を改修して利用する方向も探るべきだろう。 文化活動に取り組む企業で組織する企業メセナ協議会は、総選挙を前に各党の文化政策についてアンケート調査を実施している。 自民党は、文化芸術の振興を国家戦略の基本と位置づけ、文化関係予算の大幅な拡充が必要との考えを示した。 民主党は、従来のハコモノ中心の行政を改め人材を生かす文化政策に転換したいとした。予算規模については、過去の予算を精査して、諸外国の状況とも照らし検討すると慎重な姿勢を見せた。 こうした発想の違いが、メディア芸術総合センターへの姿勢にも反映されているのだろう。 文化行政の課題は、伝統文化の継承や、地域の景観や歴史的建造物を生かした文化の街づくりなど多岐にわたっている。政党レベルでも議論を深め、具体的政策を提示していってほしい。 (2009年8月10日01時11分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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