HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 56605 Content-Type: text/html ETag: "f5343-1117-9ed242c0" Expires: Tue, 04 Aug 2009 01:21:16 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 04 Aug 2009 01:21:16 GMT Connection: close 8月3日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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8月3日付 よみうり寸評

 経験する前と後では、考え方が変わることがある。さて裁判員はどうだろう◆国民が重大な事件の刑事裁判に参加する裁判員制度が、5月にスタートした。その第1号がきょうからの東京地裁での殺人事件の裁判。午前中に6人の裁判員などを選び、午後から審理の予定だ◆内閣府が5月末から6月初めに行った世論調査では、裁判員候補者になった場合、参加する意向を示したのは、「義務だから」を含めると72%。だが、「義務でも行くつもりはない」も26%いた◆最近、裁判報道や裁判員制度について、大学や大学院で話すよう頼まれることがある。「やってみたい気はするが、わずらわしいし、自分が本当に裁けるのかとも思う」。こんな声を聞いた。共感する人も多いのではないか◆無罪や死刑の判決は増えるのか減るのか。参加意識は高まるのか。始まらないとわからないことが多い◆裁判員制度は、施行3年後に必要なら見直す。経験者の声は、制度の検証に欠かせない。記者会見への協力をぜひお願いしたい。

2009年8月3日13時58分  読売新聞)
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