
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 57787 Content-Type: text/html ETag: "fed31-164b-47ccb780" Expires: Sun, 02 Aug 2009 12:59:17 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sun, 02 Aug 2009 12:59:17 GMT Connection: close
![]() ラグビー W杯をスポーツ界の活力に(8月2日付・読売社説)ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)が、日本で開催されることになった。 W杯開催を、ラグビー界だけでなく、不況の影響で逆風を受けているスポーツ界全体の活性化につなげたい。 ラグビーのW杯は、サッカーのW杯、夏季五輪に次ぐ規模の国際大会と言われている。1987年の第1回大会以来、4年に1度、開かれてきたが、アジアでの開催は初めてである。 日本が選ばれたのは、6月に20歳以下の世界選手権を開催した実績などが評価された結果だろう。ラグビーの国際化で市場拡大を目指す国際ラグビーボード(IRB)の思惑も働いたといえる。 だが、現実には、大会までの道のりは 日本は過去6回のW杯のすべてに出場しているが、いずれも1次リーグで敗退している。世界のトップクラスの国と比べると、大きな力の差があるのが現状だ。 日本ラグビー協会は、10年後を見据え、しっかりとした強化策を練らなければならない。 外国人選手によって日本代表をさらに補強するのも一つの方法であろう。ラグビーの場合、他国での代表経験がなく、日本で3年以上プレーすれば、外国人でも日本代表になれるからだ。 しかし、他国の選手があまりに多くては、国旗を背負って戦うというW杯の 国内のラグビー人気は、決して高いとはいえない。テレビで見るのは、年始の大学選手権だけという人も多いのではないか。ファン層を拡大するためにも、選手がレベルアップして、迫力ある試合を見せることは欠かせない。 W杯開催により、協会は約150億円の開催保証金をIRBに支払わねばならない。会場の整備にも巨額の資金が必要となる。 ラグビーがビジネスとしても魅力ある競技であると認知されるかどうかが、経済界などからの支援獲得のカギとなるだろう。 日本は、16年の東京五輪、さらにサッカーのW杯招致にも取り組んでいる。東京五輪が実現すれば、東京・晴海に10万人収容の新スタジアムが建設される予定だ。ここをラグビーW杯でも使えば、施設整備費の節約につながる。 16年の五輪開催地は10月に決まる。ラグビーW杯を追い風に、東京五輪も実現にこぎ着けたい。 (2009年8月2日01時46分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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