HTTP/1.1 200 OK Date: Mon, 27 Jul 2009 02:21:04 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)企業の農業参入 新たな担い手として期待 - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

企業の農業参入 新たな担い手として期待

 大手スーパーのイオンが農業に参入することになった。9月から茨城県内の農地を借りて野菜生産に乗り出し、自社の店舗で販売する。閉鎖的だった農業分野も規制緩和が徐々に進み、これから企業の農業参入は一段と加速する可能性が高い。

 企業の農業進出をめぐっては、既にイオンのライバルであるセブン&アイ・ホールディングスや居酒屋チェーン、食品メーカー、建設会社などが相次いで農業を始めている。

 企業が農業を新たなビジネスチャンスととらえる理由はいくつかある。まず農家の高齢化や担い手不足による農産物供給の不安定化が挙げられる。

 食の安全にまつわる問題も大きい。特に食品関連の企業では、生産段階から履歴のはっきりした商品を扱っている点をアピールできるメリットがある。

 コスト問題も重要だ。農協や青果市場などを経る既存の流通ルートではさまざまな経費がかかり、日本の農産物の価格が高い一因になっている。自社で生産から小売りまで手掛けることでコストが省け、価格を抑えられる強みが生じる。

 耕作放棄地の増加など農業基盤が弱体化する中、国も企業の農業参入を容易にする環境を整えてきた。今年6月には農地法を抜本改正し、農地の貸借を大幅に自由化した。

 これに対し、農家や農協などの間では企業の参入を嫌うムードが根強い。経営圧迫の懸念などがあるからだ。しかし、後継者難などを考えると、担い手多様化策の一つとして企業の参入促進は必要だろう。

 農業経営が軌道に乗った会社では、地域の雇用創出につながる例がある。農家の栽培ノウハウは畑違いの企業にとって貴重だ。互いが融和する形で農業活性化につなげてもらいたい。



(2009年7月27日)
注目情報

47club

岡山・龍泉寺 「お滝祭り」

写真
 岡山市北区下足守、最上教本山龍泉寺(阪本昌護住職)で26日、伝統行事の夏季大祭「お滝祭り」があり、信者らが流し札を納めたみこしを担いで境内の滝に打たれ、厄よけや無病息災を祈願した。 【続きを読む】

最新ニュース一覧
警報解除・注意報=和歌山発表
(11:16)
日立が上場5社を完全子会社化
日立マクセルなど
(11:11)
仙台市長選当選の奥山氏が会見
「政治変えて」の思い感じた
(11:02)
加ト吉元常務に10年求刑
循環取引の特別背任事件
(11:01)
官民出資のファンド発足 photo
先端技術の事業化支援
(10:54)
宮里藍選手の地元、朗報に沸く
「村民の大きな夢だった」
(10:42)
米野球殿堂入り式典 photo
ヘンダーソン氏らを表彰
(10:35)
特養ホームで女性遺体発見
山口、死者15人に
(10:34)
男性殺害容疑で長男を逮捕
愛知県警
(10:34)
企業サービス価格下落が過去最大
6月、2カ月連続で更新
(10:15)
尾崎直47位、ロバーツ優勝
全英シニアゴルフ最終日
(10:13)
警報=名古屋発表
(10:10)
ペイリン知事が辞任
大統領選出馬は明言せず
(10:08)
震度=気象庁発表(27日9時53分) :地震(小規模)
(9:53)
震源・震度=気象庁発表(27日9時48分)
(9:48)
震源=気象庁発表(27日9時48分)
(9:48)
震度速報=気象庁発表(27日9時46分) :地震(震度3以上)
(9:46)
口内粘膜でがんリスク判定
NZ、早期発見に期待
(9:30)
東証、一時1万円回復 photo
景気、企業業績期待で
(9:30)
埋もれた車から2人の遺体
土砂崩れの九州自動車道
(9:15)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.