HTTP/1.1 200 OK Date: Fri, 24 Jul 2009 03:21:04 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)登山ツアー遭難 主催社に過失なかったか - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

登山ツアー遭難 主催社に過失なかったか

 中高年の登山客ら10人が死亡した北海道・大雪山系の遭難事故から1週間がたち、自力で下山したツアー客の証言から山中での極限状況が明らかになってきた。悲劇を繰り返さないために、事故原因の徹底的な究明が大切だ。

 事故は大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)と美瑛岳(2052メートル)で相次いだ。トムラウシ山では、東京の旅行会社主催のツアーに参加した倉敷市の女性ら8人が亡くなった。司法解剖の結果、全員が低体温症による凍死と判明した。

 ツアーは、北海道最高峰の旭岳側からトムラウシ山まで四十数キロを2泊3日で縦走する予定だった。しかし、天候が悪化し、雨にぬれ、稜線(りょうせん)では吹きすさぶ風に体力を奪われて遅れる人が出るなど、次第にばらばらになった。

 旅行会社によると、ツアーにはガイド3人が同行していたが、2人は同社のガイドとしては初行程だったという。ガイドの1人も亡くなっている。

 悪天候の中でガイドはなぜ縦走を続けたのか疑問だ。ツアーには北海道、静岡、愛知、岡山、広島、山口など全国各地からの参加があった。寄せ集めのグループでは、参加者それぞれの都合を考えると日程を変更しにくいとされ、無理な行動につながったとの指摘がある。

 事故の背景には手軽に参加できる登山ツアーの危うさがうかがえる。参加者の登山歴や体力にもばらつきが考えられるが、十分配慮していたのだろうか。

 北海道警は、ツアー主催の旅行会社本社などを安全管理に問題があったとみて、業務上過失致死の疑いで家宅捜索した。捜索で客の装備品リストや登山行程の記録などを押収した。全容を解明し、安全な登山ツアーの教訓にしなければならない。



(2009年7月24日)
注目情報

47club

再生水で打ち水、市民「涼」体感 高松

写真
 二十四節気の一つで1年で最も暑さが厳しいとされる「大暑」の23日、高松市で市民350人が参加し、下水を処理した再生水を使った打ち水で涼を体感する催しが開かれた。 【続きを読む】

最新ニュース一覧
琴欧洲、ブルガリアで受勲
日本の国民栄誉賞に相当
(12:17)
エコポイント制度延長を
環境相らが財務相に要請
(12:16)
韓国、5年半ぶり高成長
4〜6月期、2・3%
(12:13)
中部地域、輸出の減少率過去最大
09年上半期
(12:11)
歩道に車、数人けが
衝突事故の弾み、横浜
(12:08)
山口・防府市長ら、不在2時間
避難勧告遅れ一因か
(11:59)
アナログ放送を一時休止 photo
石川県珠洲市でリハーサル
(11:58)
草なぎさん、地デジ移行でPR
復帰に「心から感謝」
(11:56)
シュワ知事のユーモアに批判
予算削減をナイフで表現
(11:53)
兵器転用機器を輸出容疑で再逮捕 photo
貿易会社社長、ミャンマーに
(11:50)
児童買春容疑で中学教員を逮捕
埼玉・川口
(11:49)
京大病院、2歳男児が手術後死亡
医療事故か
(11:49)
独自ブランドで第三のビール登場 photo
セブン、イオン販売開始
(11:47)
警報解除・注意報=前橋発表
(11:47)
東証、一時9900円回復
米国株高受け続伸
(11:45)
警報=長崎発表
(11:45)
練馬の陸自隊員4人が大麻陽性
駐屯地内で使用拡大か
(11:44)
天皇陛下、魚類研究特別展を見学 photo
東京海洋大で
(11:40)
今田は暫定41位
米男子ゴルフ第1日
(11:27)
愛知、組事務所に警官の車登録証
自宅割り出し威圧
(11:26)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.