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7月18日付 よみうり寸評

 ケネディ米大統領の有名な演説の一つに、1962年の「ムーン・スピーチ」がある。訳すと「月演説」◆特に良く知られるのは、米国が人間による月探査に挑む理由を述べたくだりだ。「我々は月に行くことを選んだ。簡単だからではない。困難だからだ」と勇ましい◆それから7年足らず、日本時間で69年7月21日正午前、月面に人が立った。「人間にとって小さな一歩だが、人類にとって偉大な飛躍」。米アポロ11号のアームストロング船長のこの言葉も忘れがたい◆米航空宇宙局(NASA)が、月着陸40周年を記念してアポロ11号の歩みを録音音声でたどる企画を始めた。宇宙船と地上の交信などの録音音声を当時と同じ日付の同一時刻にネット配信している◆聞き続ければ月着陸を再体験できる。来週21日には山場となる「小さな一歩」の瞬間も配信される。同時中継の視聴率が約68%に達した「その時」だ◆懐かしい。だが今、世界にケネディほど熱く月を語る者も、月に行く技術もない。次の「一歩」はいつ?

2009年7月18日14時05分  読売新聞)
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