HTTP/1.1 200 OK Date: Tue, 21 Jul 2009 03:21:04 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)昇降機事故起訴 安全最優先迫られる業界 - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

昇降機事故起訴 安全最優先迫られる業界

 東京都港区の公社マンションで2006年、都立高2年の男子生徒がエレベーターに挟まれて死亡した事故で、東京地検は業務上過失致死罪で製造元の「シンドラーエレベータ」の元東京支社保守部長ら2人を含む計5人を在宅起訴した。

 当初は構造上の欠陥はないとして、シンドラー社の立件は困難とみられていたが、警察はシンドラー社が事故より以前に不具合情報を察知していたのに、他の業者に点検業務を引き継ぐ際、情報を伝えていなかったことを重視して書類送検した。検察も警察と同様に関係者の責任を厳格に判断し、当時の担当者の立件に踏み切った。

 シンドラー社以外では、保守点検方法について十分に把握しないまま現場に保守点検させたとして、事故当時の保守点検会社「エス・イー・シーエレベーター」の社長ら3人が在宅起訴された。

 現代社会でエレベーターは欠かせなくなっており、公共性の高い存在だ。安全に利用できるよう万全の管理が求められる。しかし、保守点検業界はメーカーの系列業者と点検専門の独立系業者がシェア獲得をめぐって対立しているという。

 国土交通省が5月に実施した業界のアンケートによると、エレベーターの不具合情報について、シンドラー社など主要メーカー6社は、エス・イー・シーエレベーターなど独立系業者に伝えていないと回答している。事故から丸3年たつが、業界は不具合情報の引き継ぎのルール作りなど再発防止策を打ち出せていないのが現状だ。

 日常的に利用されているエレベーターの安全管理の課題を浮き彫りにした今回の事故。踏み込んだ起訴は、業界全体に安全対策への取り組みを最優先するよう迫るものといえよう。



(2009年7月20日)
注目情報

47club

最上稲荷夏季大祭 冷水触れ無病祈願

写真
 最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)で19日、水をつかさどる神「八大龍王」をまつる夏季大祭があり、県内外からの参拝客約800人が水難退散や無病息災を祈った。 【続きを読む】

最新ニュース一覧
平和記念式典に56カ国出席へ
広島、過去最多
(12:17)
「一致結束できた」と首相
両院議員懇談会
(12:16)
洪水予報
(12:15)
東証午前終値、9500円回復
2週間ぶり、米国株高を好感
(12:14)
偽装ウナギの損害賠償を求め提訴
魚秀など3社に神港魚類
(12:05)
懇談会で自民執行部「団結」訴え
反麻生派は首相に距離
(11:57)
衆院議員元秘書が強盗容疑
ビデオ店で10万円
(11:51)
教材に無断使用と販売会社提訴へ
谷川俊太郎さんら19人
(11:48)
APEC貿易相会議が開幕
WTO交渉に協力確認へ
(11:47)
警報解除・注意報=横浜発表
(11:46)
買い物帰りを団地内で待ち伏せ
千葉の女性刺殺事件
(11:39)
九州北部から東海、大雨の恐れ
梅雨前線活発化で
(11:34)
衆院解散を閣議決定
全閣僚が署名、8月30日投票
(11:31)
警報=広島発表
(11:28)
カブスの福留は4打数1安打 photo
フィリーズ戦
(11:25)
松井秀、サヨナラ本塁打 photo
オリオールズ戦
(11:14)
前田五郎さん参考人聴取
カウスさん脅迫で府警
(10:55)
大雨で山陽新幹線一時ストップ
広島−小倉間、3時間20分
(10:50)
閣僚ら「戦いいつも厳しい」
「最悪の時」嘆く声も
(10:45)
民主、党一丸で勝利を photo
自民に警戒感も
(10:44)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.