HTTP/1.1 200 OK Date: Sat, 18 Jul 2009 03:21:07 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)自民党の混迷 麻生首相の指導力どこへ - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

自民党の混迷 麻生首相の指導力どこへ

 自民党が両院議員総会の開催をめぐり大揺れしている。衆院の解散・総選挙を直前にして、両院総会を開く、開かないで党全体が右往左往する姿は、有権者の目にどう映るだろうか。あきれ果てている人が多いのではないか。

 両院総会は党の正式な議決機関である。開催を求める署名を集めた中川秀直元幹事長らは、総裁選前倒しを議決して麻生太郎首相に辞任を促すシナリオを描いているとされる。

 紆余(うよ)曲折を経て、党執行部は両院議員が出席する「懇談会」を21日の解散直前に開くことを決めた。正式な議決機関ではない。麻生降ろしにつながりかねない両院総会ではなく、懇談会で“ガス抜き”を図ろうという筋書きだろう。

 だが、党則に基づく署名に関するさまざまな動きは、すっきりしなかった。あいまいさは否めない。懇談会でお茶を濁せば、党運営の透明性も問われよう。政権党として情けないとしか言いようがない。

 署名した議員にも動機はいろいろあったようだ。麻生降ろし派もいれば、一連の地方選挙敗北にけじめをつけた上で、結束を図る場にしようと望む人もいた。各人の思惑は別にして、特にあれだけの惨敗を喫した東京都議選について、総括を求める声が上がるのは当然だろう。

 党内が混乱する中で、麻生首相は「両院議員総会とか、いろんな形があると思うが、そういう場が設定されるならば出席して話を聞き、所信や考え方を述べたい。話を聞く気がないとか、逃げるつもりはまったくない」と強調した。

 党のリーダーとして指導力が感じられない。本来なら都議選大敗を受けて、要求される前に自ら両院総会を開き、考えをしっかり訴えて衆院選への協力を取り付けるべきだろう。足元の党内で信任が大きく揺らいでいるのに、総選挙で国民に信を問えるのだろうか。

 麻生降ろしをもくろむ中川氏らの行動にも首をかしげる。支持率が低迷する麻生首相で衆院選は戦えない、とする思いは分からないではない。

 しかし、野党が提出したとはいえ、内閣不信任決議案に反対した。つまり形として現内閣を信任したわけである。麻生降ろしの動きに有権者の理解は得られまい。

 あくまで麻生首相では選挙を戦えないというのなら、離党すべきだろう。独自に政権公約(マニフェスト)を掲げ、国民に訴えるのが筋ではないか。



(2009年7月18日)
注目情報

47club

カサブランカ、つぼみ35個も

写真
 福山市水呑町、木村千代子さん(57)方で、カサブランカ(ユリ科)が通常の7倍ほどの数のつぼみをつけ、「たわわに実ったバナナのよう」と近所の話題になっている。 【続きを読む】

最新ニュース一覧
警報解除・注意報=静岡発表
(12:08)
犠牲者の身元、全員判明
大雪山系の遭難事故
(12:04)
タクシー強盗、売上金なくなる
襲撃直後、車乗り捨てか
(12:02)
警報=金沢発表
(11:48)
岡島は1回無失点
ブルージェイズ戦
(11:37)
「核の傘」を公式協議へ
北朝鮮情勢受け体制強化
(11:32)
鳩山氏「何が何でも政権交代」
野田氏、霞ヶ関の抵抗に警戒
(11:31)
中川氏、独自の政権公約も
官房長官は離党要求示唆
(11:30)
フジアナがセクハラ、懲戒処分
社外女性スタッフに
(11:28)
住宅火災で2人死亡、飯田市
86歳兄と77歳妹か
(11:08)
震度=気象庁発表(18日11時7分) :地震(小規模)
(11:07)
イチロー、5打数2安打
城島は欠場
(11:04)
クロンカイト氏が死去 photo
米国を代表するキャスター
(11:03)
弁当値引き販売容認で調整
セブン、公取委の命令受け入れへ
(11:02)
福留は4打数2安打
ナショナルズ戦
(10:53)
テニスの錦織、全米欠場が濃厚
右ひじ完治を優先
(10:37)
月にアポロ11号の残骸 photo
探査機が40年ぶり撮影
(10:26)
母の首絞めた容疑で逮捕
「介護に疲れた」と供述
(10:23)
CIA秘密計画を調査へ
米下院委、共和党は反発
(10:22)
ミシガン州の失業率15%超
6月、全米で25年ぶり
(10:03)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.