HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 56261 Content-Type: text/html ETag: "f52e3-111c-1756400" Expires: Sat, 11 Jul 2009 23:21:17 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 11 Jul 2009 23:21:17 GMT Connection: close 7月11日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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7月11日付 よみうり寸評

 現場に行って初めてわかることがある。記者もそうだが、教育の世界も同じようだ◆「100日を超えたところです」。今春、文部科学省のキャリア官僚から東京都品川区立大崎中学校の校長に転身した浅田和伸さん(47)の弁だ◆「教育行政は学校現場のためにある。でも、自分が日々力を費やしていることが、誰の役に立っているのかわからないと感じていた」という。文科官僚出身初の公立校長として話題になった。民間出身校長のような新機軸を期待する向きもある◆が、今のところ、地道な歩みを進めている。修学旅行などにも同行して、200人余りの生徒の顔と名前を覚える。「生徒の成長を見ながら仕事をできるのは幸せです」◆文科省に戻ることもできるが、将来は未定だ。「この学校で成果を上げることが第一。その上で、学校での経験をもとに制度のあり方を考えていければ」◆文科省は一昨年度から、一部の若手職員を学校で1年間研修させる制度を始めた。まだ7人だが、もっと広がっていくといい。

2009年7月11日14時02分  読売新聞)
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