HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 55812 Content-Type: text/html ETag: "f4d78-111b-6eef2940" Expires: Mon, 06 Jul 2009 21:21:17 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 06 Jul 2009 21:21:17 GMT Connection: close 7月6日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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7月6日付 よみうり寸評

 〈いつ果てるともなく〉とは、このゲームのための言葉かと思うようなファイナルセットだった◆テニスのウィンブルドン選手権最終日の男子シングルス決勝、ロジャー・フェデラー(スイス)対アンディ・ロディック(米)は、最終セットだけで30ゲームも重ね、フルセットで77ゲーム。これは決勝としては最多記録、4時間18分の激闘だった◆〈テニスで最も大切なのは集中力。これを欠くと大選手でも勝てない〉とテニス名言集にあるが、よくも集中力が途切れず続くものだ。テレビ桟敷で深夜まで見ているだけでも疲れるのに◆互いに自分のサービスゲームをキープし続けて譲らない。フェデラーはビッグサーバーのロディックを上回る50回(大会記録は51)ものサービスエースを見せた◆ウィンブルドンでは技術は無論だが、集中力に加え、体力・耐久力と何事にも動じない精神力が不可欠。それが2人はほとんど互角◆では何がフェデラーをこの大会6度目の優勝に導いたのか? わずかに勝る経験の差と見た。

2009年7月6日14時03分  読売新聞)
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