HTTP/1.1 200 OK Date: Sat, 04 Jul 2009 02:21:04 GMT Server: Apache/2.0.59 (Linux/SuSE) Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/html (社説)核の番人トップ 被爆国の力量が問われる - 山陽新聞ニュース
山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>社説 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

核の番人トップ 被爆国の力量が問われる

 「核の番人」ともいわれる国際原子力機関(IAEA)トップの次期事務局長に、日本の天野之弥ウィーン国際機関代表部大使が選ばれた。

 ノーベル平和賞受賞で知られるエルバラダイ事務局長の後任を決める特別理事会の選挙で、天野氏がアジアから初めて選出された。12月に就任する。

 IAEAは技術協力支援などで原子力の平和利用を促進すると同時に、軍事利用を防止する核不拡散や核軍縮の取り組みも担う。その運営を取り仕切る事務局長に、唯一の被爆国である日本が擁立した天野氏が就く意義は大きい。

 天野氏は「原子力の平和利用を実現する日本の姿を世界に示したい」と抱負を語った。ぜひ、そうしてもらいたい。地球温暖化などを背景に原子力発電への関心は高まっている。途上国の間では先進国の技術協力を望む声は多く、IAEAの支援に期待を寄せる。

 原子力には軍事転用の懸念もある。特に2度の核実験を行った北朝鮮やイランの核問題への対応は急務である。天野氏も厳しいかじ取りを迫られよう。

 天野氏はスムーズに次期事務局長に選ばれたわけではない。名乗りを上げた3月の前回選挙では決着がつかず、今回の選挙でかろうじて選出された。

 麻生太郎首相らが天野氏への支持を関係国に呼び掛けるなど、日本は総力を挙げて食い込みを図ったとされる。天野氏が存在感を発揮するには、サポート強化が欠かせまい。

 米国のオバマ政権誕生で核軍縮に期待が強まる中、核廃絶を訴える日本の役割は拡大している。米国の「核の傘」に頼ったままでは、天野氏の指導力にも限界があるだろう。政府・与党内でも根強い核武装論などもってのほかである。



(2009年7月4日)
注目情報

47club

波打つイグサ 倉敷で刈り取り

写真
 畳表などの原料となるイグサの刈り取り作業が3日、倉敷市下庄で始まり、青々と波打つイグサ田に未明から刈り取り機の音が響いている。 【続きを読む】

最新ニュース一覧
警報解除・注意報=徳島発表
(11:14)
薬物違反のラミレスが復帰
薬物関連の質問には答えず
(10:56)
オーウェンがマンU加入
元イングランド代表FW
(10:54)
山岡勲氏がロシアで死去 photo
抑留後に永住、帰国せず
(10:37)
奈良の高3男子、殺人未遂容疑
ホームで別の生徒刺す
(10:35)
北朝鮮が短距離ミサイル発射
日本海にスカッド2発か
(10:34)
ペイリン知事が辞意 photo
次期大統領選へ始動か
(10:06)
北朝鮮の核開発は「脅威」
天野氏「イラン情勢も憂慮」
(9:52)
抽選で1万7千人を招待
ジャクソンさん追悼式
(9:39)
宮里藍が45位に photo
米女子ゴルフ第2日
(9:27)
FAO、食料サミット開催を決定
11月に2年連続で
(9:25)
先進国は温室ガス80%削減
温暖化の主要国宣言案
(9:22)
DLの松坂、肩を強化
キャンプ地で再調整
(9:20)
スーダン大統領逮捕をAUが拒否
国際刑事裁に反発
(9:10)
福留、1打数無安打
ブルワーズ戦
(8:22)
ロディック4年ぶり決勝へ photo
ウィンブルドン男子単
(8:21)
GPSで豪雨予測
気象庁、予報に初活用
(8:16)
松井秀は3打数1安打 photo
ブルージェイズ戦
(8:07)
ユニバ体操男子団体で3連覇 photo
日本の金第1号
(7:56)
震度=気象庁発表(4日7時52分) :地震(小規模)
(7:52)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2009 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.